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北九州 マンションの研究所

磨耗が激しいためへ四カ月で交換される。 このダイの中に二基装着されて、すりこぎの役目を果たすロールは一基六〇万円で、寿命は三カ月しかない。
圧縮成形機関係だけで、年間九〇〇〇万円の出費となっている。 ダイ・ロールの寿命に関して企業体は、設計段階では構造は挽き肉機と同様で異物購入による破損以外へ頻繁に交換する必要はないとの説明だったという。
そのため、組合側も五年へ一〇年は十分に機能を果たすと受け止めていた。 さらに企業体はダイ・ロールは設置当初へこの五分の1の価格で納入していたが、ごみの中に混入している金属片、ガラス片、あるいは土砂などの異物によって磨耗が激しくなり、下請けメーカー側が材質の高級化へまた、焼き入れを施し、強化したことから、急激な単価アップにつながったと説明した。
ただ、設計当初の破袋分別機(cophU)の撤去へ租破砕機への交換によって、システムの基本的なフローが狂ったことが、圧縮成形機内への異物の混入を招き、消耗を早めているという指摘もある。 つまり、圧縮成形機は巨大な研磨機になっているというのだ。
この膨大な部品交換費は、企業体にとって美味しい話となっている。 というのも、請求される部品代はまず、メーカー側の言い値に等しい状況がまか通っているからだ。

「これは1000万円です」と言われれば、行政側は比較対照する手段がないため、「ああ、そうですか」となってしま、つ。 RDFの部品類はシステムが普及しないこともあり、ほとんど特別注文といってもいい仕組みとなってお一、製作工場も企業体指定と限られている。
こうした機器類の積算にうとい行政マンにとって、市場価格がまったわからないというのも弱みだ。 コンベア類の腐食も予想外だった。
ごみに含まれる水分と塩分によ一、鋼鉄製のパケットコンベアは保証期間の三年を待たず、二年余で使いものにならななった。 コンベア全体が腐食でポロポロの状態となり、二次トトラブルを誘発させる可能性が企業体から指摘され、余儀なく交換を迫られた。
一日一五時間稼働のシステムは、いわば巨大なごみ運搬設備だが、一方でごみの性質上へ腐食の総合商社と化している。 主要コンベアの交換だけで、一回数千万円の出費となっている。
また、処理システムが極めて複雑であと各所に設置された無数の機器類と部品について、組合事務局職員、そして現場の職員も熟知していないことも、泣き所となっている。 主要機器だけでも一〇〇基以上あるためへその一つ一つの経費についてへ積算するのは不可能と言う。
確かに焼却方式と比べて、処理関係の機器類を数段複雑化したことは、維持・管理費を大幅に引き上げた原因となっている。 一九九七年度(平成九年度)の燃焼式当時の年間経費を見ると、灯油代は約三二〇万円、電気代も一九〇〇万円、添加・脱臭剤は三八万円程度に収まっている。
焼却炉内の耐火煉瓦の交換費は約二一〇〇万円で、計四四〇〇万円の出費で終わっている。 この年度のごみ総量は二万六〇〇トンであったためへ一トンあたりの処理費は、二一四〇円だった。
だが、二〇〇一年度ベースのRDF年間経費は、灯油代が九五〇〇万円へ電気代は約一億二〇〇〇万円へ添加・脱臭剤は七一五〇万円、維持・管理費は五億三四〇〇万円、計八億二〇〇〇万円余の膨大な金額となった。 ごみ総量が三万七〇〇トンだったことから、トンあたり、二万六七〇〇円余まで伸びた。

焼却方式と比較して、一二・五倍の負担増となっている。 広域行政組合はRDFを選択するにあた一、日量で最大一五〇トン、一五時間稼働で一時間あた一〇トンの処理条件をもとに、九四年(平成六年)八月、当時、東京都に本社のあった、専門のコンサルタン「環境整備設計事務所」(S亨代表取締役)に「見積設計図技術審査報告書」を提出してもらった。
評価にあたって、コンサルタントは消石灰を使うRMグループとも生石灰を利用するカトレルグループの双方から、見積設計図書を提出してもらい、組合側から委任された仕様書の内容を充分に満たせるか、審査した。 審査は技術的観点と共に、建設費へ維持・管理費などに対する経済性も評価したとしている。
この評価資料が、カレル方式を採用する決定的な判断材料となった。 しかし、内容を後日検証した結果、最初からカーレルあきでへその評価事項は情緒的へ作為的だったと不信を抱かせる部分もあった。
技術的へ実証的な見地から判断された評価とはほど遠い距離にあることが分かったのだ。 報告書全体についてはRDFを専門とする技術者が大いなる疑問を投げかけるほど粗悪な評価だった。
技術審査報告書によると、K方式は処理工程の段階で「金属類などの不燃残さは発生せず」との見解を示している。 だが、不燃物の残さが年間五〇〇トン程度出ている。
さらに注目されるのは、固形燃料のもう一方の有力メーカーォ2h方式と比べて、運転管理、保守点検するうえで、特別な神経を使う機器類は少なり、またへ生石灰を使用する効果も大きく、灯油の消費を節減していると、定義している。 しかし、稼働後の現場職員の声を聞と、運転管理はデリケートで難しく、保守点検も職員では無理へ企業体の専門家に委託せざるを得ないという答えが返ってくる。
コンサルタントの評価が、いかにいい加減なものかを証明している。 驚のは、コンサルタンは、施設内でRDFを燃焼した場合へ焼却灰は管外に搬出しないと結論しているのだ。
RDFセンターでは設計当初、センターで生産されたRDFの一五%をバイオバーナで燃やすことになっていた。 日量約七〇トンのRDFが生産されることから、一日一〇トン程度の利用が見込まれていた。
RDFを燃焼させると、生石灰を含んでいることもあり、二〇%が灰として残る。 ところが、センター内には灰を埋め立てする最終処分場はない。
一体どこで処分するつもりだったのか。 コンサルタントは本当にこのシステムの根本を理解していたのかへ疑いは深まるばかりだ。

さらに、技術評価は気分的な表現を使った箇所が多見られる。 建設費八〇億円を投じ、最低一五年間は使わなければならない施設を、技術的、専門的に検証したとは疑わしい内容が随所に散見する。
例えばRMについては、プラツーホームへの進入がバックで行なわれるなど安全性に問題があるへ外観イメージは断面図、建屋立面図等がないのでわからない、工場内の部屋割は不明、受変電設備へ排気筒が屋外に設置されているため、管理へ美観上好ましくないといったような、技術検証とは言えない感覚的な部分に言及して、RMは望ましないという評価が目立つ。 これに反してK方式は、工場棟内は主要設備ごとに部屋割がなされてお一、騒音、振動へ粉じん等の対策が効果的に行なえるためへ良好な作業環境が得られ、また美観上も好ましい、外観上も清掃工場というイメージを抱かせないよう配慮されているなどの表現が用いられ、ムード的にこの方式が優れていると判断している。
さらにRMをエネルギー消費型システムと決めつけ、1Kが生石灰を使う点を評価へエネルギー消費を削減していると、現実とはおよそかけ離れた表現を用いて持ち上げている。


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